Maison de Pontomarie

刺繍作家Pontomarie浅賀菜緒子の刺繍と日々の徒然便り
2011/09/18

大和の尼寺 三門跡寺院の美と文化展

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先日、高島屋を巡回している展覧会「大和の尼寺 三門跡寺院の美と文化展」が横浜店に来たので
行ってきました(現在横浜店での会期は終了しています)。
もともと行こうと思っていたのですが、先日送られてきたクレジットカードの明細書に招待券が
同封されていました。お買い物していて良かったです(ノ´∀`*)。



尼門跡寺院。皇族や公家、将軍家などの高貴な身分の女性が住持職を務めてきた、独特の
格式ある尼寺です。高尚な精神性と典雅な文化、独自の世界を垣間見る貴重な機会です。
蓮の葉を台に、ひらいた蓮の花を香入れにした柄香炉や、鳥の描かれた円形の重箱・
鳥籠形菓子重など、女性らしく雅な御所文化を継承する愛らしく美しい道具達に魅入ってしまいました。
日本刺繍が施されたものも何点かあり、興味津々。



今回特に心に残ったのは、圓照寺の所蔵「春日神鹿厨子」。丁度先日、丹沢で野生の鹿を見て
神様みたいだと思っていたばかり。文智女王御作の鹿の神様を祀った厨子は、女性らしい優しさと
愛らしさに満ちていて、いつまでも眺めていたくて、そうしているだけでとても癒されました。



私は北鎌倉にある東慶寺というお寺がとても好きなのですが、ここも元々は尼寺でした。何故だか
分かりませんが、ここにくると落ち着きますし、癒されます。心の中がしんとして、しっくりくる感じ・・・。
私にとって、特別な場所になっているせいでしょうか、尼寺と聞くととても惹かれるものがあります。





2011/09/10

川崎市岡本太郎美術館

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先日、仕事の関係の方から招待券を頂き、川崎市岡本太郎美術館に行ってきました。
緑が一杯の生田緑地を抜けると現れる自然の中の美術館、今までも何度か通っている
大好きな美術館です。



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ピクニックをしたり、お散歩したり、自然に溢れた緑地を散策するのも愉しみ。
とても気持のよい場所でおすすめです。



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この林を抜けると、美術館が現れます。
いつ行っても、何て素敵な場所にあるんだろう!と嬉しくなります。
カフェで初めてご飯を食べましたが、美味しかったです。



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パートナー氏が作品のミニチュアをお買い物。
凄ーい、可愛い。
まだ何処に連れてこられたか分からず戸惑いの表情。
はやくお家になれてねー。




2011/08/22

杉本文楽 木偶坊入情 曾根崎心中 付り観音廻り

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先日、杉本文楽 木偶坊入情 曾根崎心中 付り観音廻りを観に行きました。
現代美術の杉本博司さんが構成・演出・美術・映像を手掛けた、近松門左衛門の曾根崎心中。
三味線と人形には人間国宝のお二方。現在上演されている「曾根崎心中」は演出の都合上、
原文の一部が割愛されていますが、杉本文楽では原文に忠実な「曾根崎心中」を目指し、
初段に「観音廻り」を復活させるなど、独自の解釈を加え、誰も見た事の無い、曾根崎心中の
オリジナルが復活しました。



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”我が国においてエロスの問題、つまり色恋沙汰は、詩的関心事ではあっても、
長らく宗教的な関心事ではなかった。しかし恋を心中によって成就させることによって、
二人の魂が浄土へと導かれるという革命的な解釈が、はじめて近松門左衛門によって
披露されたのが、この人形浄瑠璃「曾根崎心中」である。”


死ぬ程の恋。舞台に浮かぶ光と影、暗闇に響き渡る太夫の声、三味線の響き。
反り返って尚美しい顔の死にゆくお初人形、息をのむ程に張りつめた美しい世界。
今回の舞台を拝見して、自分の魂も静かに浄化されるような透明な気持ちになりました。
本当に、とてもとても素晴らしい作品でした。



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この舞台を観て、人の心は、常に浄化されたいと願っているように思いました。
きれいな心でいたいと願っていても、人はたやすくそれを出来ないからです。
だからとても憧れ、求めているのではないか・・・・・。
少なくとも私はそのようなものを観たいと願っていますし、自分が作るものも、
何処かそういう所を求めていると思います。


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上演台本を入手してびっくり!この色は、ポントマリローズ!(←勝手に命名しています。)



お知らせです:
8月25日の木曜日の夜、カートをOPENする予定です。
時間など詳細はまたご案内させて頂ければと思っています。
どうぞ宜しくお願い致します。
ひと針ひと針、大切な宝物になるようにと丁寧に刺繍致しました。
見にいらして頂けたら嬉しいです。



2011/06/30

花を愛する人々のために~ルドゥーテからの贈り物~

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先日、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されているルドゥーテの展覧会「美花選」
行ってきました。


ルドゥーテは王妃マリー=アントワネットの蒐集室付素描画家となり、フランス革命後は
ナポレオン一世の皇帝妃ジョゼフィーヌなどの庇護のもと、宮廷画家として王侯貴族や
上流階級の人々に愛され、植物画家の巨匠として名声と人気を集めました。
植物学的正確さと芸術性、どちらも備えた美しく華麗な作品は今なお世界中の人々に愛され
親しまれています。


展覧会のチラシも美しいブーケといい、色合いといい、全てが素敵です。
このチラシを初めて見た時、ときめき過ぎてその場で小躍り(?)してしまいました。


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裏側まで素敵チラシです。紫陽花、アネモネ、ライラック、薔薇・・・・・!
好きな花ばかり~。うっとり・・・・・・。


実際に作品を見たら、素敵過ぎてただただ、溜息ばかり・・・・・・・!
はー、素敵だわぁ・・・・・・・。ぽー。幸せ過ぎます。
本当に素敵なものを見て、胸が一杯になると言葉って出てきませんね・・・・・。



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展覧会の図録です。またまた素敵。眺めているだけで幸せです。
会社にまで持っていって休憩時間にも眺めています。癒されます。



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会期は7月3日までです。ルドゥーテがお好きな方、植物がお好きな方にはきっと
満足して頂ける事と思います。是非おすすめの展覧会です。



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2011/06/10

影絵の世界・藤城清治自宅スタジオ展

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先日、影絵作家の藤城清治さんの展覧会へ行ってきました。20年ぶりに自宅スタジオで開催される
展覧会とあって、スタジオ周辺には長蛇の列が出来ていましたよ~。
玄関ではギロバチがお出迎えしてくれていました。


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ノスタルジックな雰囲気がとても素敵な影絵の世界。子供の頃、手で犬や鳥の形を作って
影絵で遊ぶのが大好きでした。光と影が織りなす、どこか空想的な物語の世界の様な風景。
影絵を見ると、その時の体験が今でも懐かしさを感じさせるのかもしれません。


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今回の展覧会、なんと会場全ての作品が撮影OK!カメラ持参で行って良かったよぉ~。
本当に綺麗・・・・・・。


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猫がお好き・・・・、作品にも沢山猫が登場します。


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猫相撲・・・、猫力士達が勢揃い。しこなが書かれたのぼりを見ると、「猫背」って
力士猫さんが!あまり強く無さげな感じが可笑しい。


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猫のパーティー。猫三昧。ワラワラワラワラ。


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影絵は夜見に行くのが素敵・・・・。


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コタツの上でお腹を見せてひっくり返った猫が可愛い。パッチワークのコタツ布団も何とも
愛らしい。少し布団をめくって中を覗いたら、猫達が何匹か丸くなって暖をとっているような
気がしませんか・・・・・?




2011/05/21

包むー日本の伝統パッケージ展

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先日、目黒区美術館で開催されている、包むー日本の伝統パッケージ展に行ってきました。
(震災の影響で会期が延長されていたにもかかわらず、GWに風邪をひいてしまい、またまた
会期ぎりぎりになってしまいました(汗)。とてもよい展覧会だったので、皆さんに見て頂きたく
思ったのですが、明日22日までの開催です・・・・・。私の馬鹿ー。)


美術館の壁に、

  ”これ程美しくこれ程心を動かすものが、かつては日常生活に溢れていた事は
   驚くべきことであるー”

というような事が書かれていました。

自然素材を使った手仕事による美しい技。改めて日本人の美意識に感嘆しました。
無駄がなく、機能的に優れていて、目にも美しい包装、それは「形」以上のものー
丁寧に手をかけて作り上げたという仕事の跡から、その心まで伝える事の出来る、
素晴らしい人々の行為と感じました。
 

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今回の展覧会用に作られた8種類のチラシ。どれも素敵に美しいです。
ちなみに私が持っているのは左下から2つめの利休井筒の真盛豆。
チラシの美しさに一目惚れ、絶対行こうと決めていました。想像以上にとても美しい
包みの数々。とてもよい展覧会でした。もともと、お菓子などの包み紙や箱などが大好きで
せっせと蒐集しているポントマリ。心の琴線鳴りっぱなしです。
また、今回の図録がとても素晴らしく、本当にここでお見せ出来たらよいのに・・・・・・!
何処かで目にする機会がありましたら、是非ひらいてみてくださいね。


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2011/05/13

HENRY DARGER 非現実の王国で

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先日、ラフォーレミュージアム原宿にて開催されているヘンリー・ダーガー展
ーアメリカン・イノセンス。純真なる妄想が導く「非現実の王国で」ー、に行ってきました。
ヘンリー・ダーガーは私が特別に好きな人物のひとりです。


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ダーガーの作品は彼の死後、彼の部屋の大家さんによって発見されました。
それは、それまで誰の目にも触れる事の無い、彼だけの秘密のライフワークでした。
その集大成が「非現実の王国で」という物語と挿絵画集です。内容は、子供を奴隷にする
残虐な大人達との死闘を繰り広げる7人の少女戦士、ヴィヴィアン・ガールズの物語です。
このヴィヴィアンガールズ、知性と機転を有し、射撃の名手にして変装の名人、
軍事戦略家であり、スパイとしても活躍するスーパーガールズグループです。


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家族も友人もなく、天涯孤独に生きたヘンリー・ダーガー。彼にとって「非現実の王国で」を
描き続ける事、その王国世界を想像し続ける事が、生きることそのものでした。
想像する事への押さえ切れない欲望・・・・・、私はそこにたまらなく惹き付けられます。

彼の死後、このように彼の秘密の作品が世に出てしまった事は、彼にとっては心外かも
しれません・・・。本来なら彼の妄想を覗き見る事など、叶わない世界だったはず・・・・・。
彼だけの密やかな愉しみを暴いてしまった様な罪悪感と、それでもたまらなく彼の世界に惹かれて
見続けてしまう自分・・・・・。

(写真は展覧会オリジナルカードセット)


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ブレンゲンのポストカード。カードタイトルが、
「猫頭のブレンゲン。毒なし。キャサリン諸島。」
意味不明ですよね・・・(;´∀`)。ブレンゲンは物語の中で、子供達をこよなく愛する
動物としてヴィヴィアン・ガールズ達を助けてくれる存在です。

純粋に捧げられた孤独な想像の世界にふれて、あんなにも色彩に溢れているのに・・・
心がとても静かに、癒されました。



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Author:ポントマリ

刺繍作家 浅賀菜緒子(ポントマリ)
横浜在住。
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